AGAの進行度分類と植毛の適応
男性型脱毛症(AGA)の進行度を客観的に評価する指標として、世界的に広く用いられているのが「ハミルトン・ノーウッド分類」です。この分類では、薄毛のパターンを生え際の後退(M字型)、頭頂部の薄毛(O字型)、前頭部からの後退(U字型)などに分類し、進行具合をI型からVII型までの段階で定義しています。
自毛植毛は、この進行度によって必要な移植グラフト数や施術プランが大きく変わります。例えば、生え際が少し後退し始めたII型〜III型であれば、1,000グラフト前後の移植で十分な密度を取り戻すことができます。一方で、前頭部から頭頂部にかけて広範囲に薄毛が進行しているV型〜VI型の場合、2,500〜3,000グラフト以上の大規模な移植が必要になるか、複数回に分けて手術を行う計画が立てられます。自分の現在地を正しく把握し、適切なタイミングで治療を開始することが重要です。